レジメンとはがん薬物療法における抗がん薬、輸液や支持療法薬等を組合せた時系列的な治療計画を指します。
そのため抗がん薬の投与量や投与するスケジュール、治療期間が記載された治療計画書のことでもあります。
レジメンを運用する目的としては、抗がん薬は一般薬と比べても僅かな投与量の違いによって重篤な副作用が発現する可能性があり、副作用を回避するためにも様々な支持療法薬が併用されることから投与方法もさらに複雑化します。
そこで薬剤部ではがん薬物療法の標準化や医療安全の確保、そして業務の効率性を考慮して院内のがん薬物療法委員会の承認を経て、抗がん薬を適正に使用するためにレジメンを管理して運用することが求められます。