自分ががんであることを伝えると、仕事上の立場が悪くなったり、友人などに気を遣わせてしまうため、周囲に伝えずに治療を進めたいと考える方も少なからずいます。
それが可能かどうかは、がんのステージや受ける治療によっても異なってきます。
時々病院に行けばよい通院治療であれば、周囲に伝えずに治療することが可能かもしれませんが、長期入院が必要な場合には説明することが必要になるかもしれません。
どうしても周囲に伝えたくないのであれば、病院の医師や看護師・ケースワーカーなどに相談し、入院期間を短縮したり外来で抗がん剤治療ができないか、確認してみることもできるでしょう。
ですが、がんの治療には長い時間を要する場合があります。
できれば、信頼関係を築いている家族や親友には病気のことを伝え、ごく親しい人に助けになってもらうことも、精神的な面で負担が少なくなります。