アガリクスはキノコの一種で、和名を「ニセモリノカサ」と言い「カワリハラタケ」と呼ばれることもあります。
日本ではブラジル原産のものが栽培されており、健康補助食品の材料に使われることも多いです。
アガリクスの効果として免疫力の上昇や抗がん作用が謳われることがあり、がん患者が代替療法として用いることもあります。
しかし、医薬品とは異なり食品については事前に審査を行っているわけではなく、人への有効性は確認されていないというのが本邦の厚生労働省の見解です。
2005年にはアガリクスでがんが治ったという内容の本が捏造であることがわかり、薬事法違反で出版社の役員や健康食品販売会社の社長らが逮捕されたこともあります。