がんには非常にたくさんの種類がありますが、その中でも特に注目されやすいのは患者数や死亡者数が多いがんです。
日本の癌治療の中核拠点の一つとなっている国立研究開発法人国立がん研究センターが出した最新(2018年)の統計によると、日本人女性で特に死亡者の数が多いがんのTOP3は「大腸」、「肺」、「膵臓」でした。
肺癌は日本人男性の死亡者数では第1位で、男女両方を足した合計の人数においても第1位となっています。
一方で女性の第1位である大腸癌は、男性においては第3位となっていて、男女の合計では肺癌に次ぐ死亡者数の多さです。
膵臓癌は女性では3位ですが、男性の場合は第4位となっており、合計では胃癌に次ぐ4位となっています。
なお、大腸を直腸と結腸に分けた場合、日本人女性で死者が多いのは結腸癌で、直腸癌で亡くなる女性は結腸癌よりは少ないです。