がんの治療の影響で、味を感じる味蕾細胞の減少や感覚の変化などにより、味が感じられないことがあります。
対処法としては、「香味野菜や香辛料を使って味付けをはっきりさせる」「食材の旨味を利用して深みを出す」「料理の温度を人肌程度にする」などが挙げられます。
調理方法の工夫が必要ですが、それほど難しいレシピは必要ありません。
いつもの食事に少し工夫するだけで十分です。
まず、魚のあんかけです。
あんによって味がまとわりつくので、コクが感じられます。
また野菜の白和えも、コクや風味が強くなるので味を感じることができ、ビタミンを摂取することもできます。
そして、味噌汁もおすすめです。
普段の味噌汁に、ゴボウやキノコ類などの旨味が出る食材を入れたり、だしや味噌の量を多くするだけで味を感じやすくなります。