鍼灸治療はハリや灸を使って症状を和らげる治療を行うものですが、がん患者に対しても施されることがあります。
これは、がんを消滅させることを目的とするわけではありません。
痛みや吐き気などを緩和する目的で行われます。
したがって、つらい症状に耐えられないと悩んでいる方は、緩和目的で鍼灸を活用することは検討しても良いことです。
病院によっては鍼灸師が在籍して痛みの緩和の治療に取り組んでいることもありますし、直接在籍していなくても連携して治療を受けられる体制を整えていることがあります。
鍼灸が効果的なのかどうかは症状でも異なるので、主治医と相談して利用を検討するのが安全です。
現在受けているがん治療によっては鍼灸がだめなこともあるので、相談は必ずした方が良いでしょう。