がんの治療はチーム医療によって行われることが多く、しばしば複数の医師が関与します。
そのうち治療を直接担当する医師は、一般に治療医と呼ばれています。
治療医は、まずレントゲンやMRIなどを用いて診断を行い、病巣の位置や進行度合いなどを確認したうえで治療方針を策定します。
そしてその方針に基づき、手術治療や放射線治療といったがん治療に自ら携わったり、診療放射線技師などのスタッフに必要な指示を行います。
一方、緩和ケア医と呼ばれる医師も治療過程で重要な役割を果たします。
こちらは、症状の進行や治療の継続に付随して起きる痛みや体力の低下といった身体的な不調を軽減するために必要なケアを行います。
併せて、患者及び家族の精神的なケアにも携わります。
