がんは死亡原因の上位を占める病気であり、発症をすればあと何年生きられるのかということを考えざるを得ません。
そこで医師に余命を聞くと、おおよその年月を教えてくれます。
このときの余命とは何かというと、これまでがんを発症した患者の統計データから求められた数値です。
がんが進行しているステージごとに、半数の患者が生存できている時期が余命になります。
50%の確率でなくなる人が出るということで、生存期待中央値とも呼びます。
統計ですから患者の体質やがんの状態などを調べて算出した数値ではなく、宣告された年月よりも早く亡くなることもあれば、何年も長生きすることもあります。
また、新しい治療法が見つかることで生存の可能性は高まりますし、逆に治療を拒んだり乱れた生活を送ることでがんの進行が早くなることもあるので、あくまでも参考程度にしておくべきものです。