抗がん剤での治療のメリット・デメリット|よくわかるがん治療

抗がん剤を用いる投薬治療の、メリットは全身のがん細胞に効果があることです。

特定の部位にだけあるがん細胞であれば、手術で取り除くことができます。

でも全身に転移をしているときには、それは難しくなります。

抗がん剤であれば、体の隅々まで薬が行き渡るので、バラバラに存在しているがん細胞も攻撃できます。

また腫瘍が大きい場合には、抗がん剤で小さくすることで手術をしてがん細胞が残ることを防げます。

そうすれば再発する確率はかなり低くなります。

患部が患者にとって重要な部分であるとき、腫瘍を小さくすることで摘出する範囲を一部にとどめて温存することもできます。

デメリットは、体に大きな負担がかかることです。

抗がん剤はがん細胞を攻撃するときに、一部の健康な細胞も巻き添えにしてしまいます。

そのせいで、髪の毛が抜けたり吐き気・下痢・感染症などの副作用に襲われ、とても苦しい思いをすることになります。

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