日本人がかかるがんで一番多いのが、大腸がんといわれていますが、大きさや程度によって、治療のガイドラインが決められています。
まず、ステージ0やステージ1で大腸の壁の内側や浅いところにとどまっているものは、内視鏡を肛門から入れ、切り取る手術が行われます。
内視鏡による手術の場合は、日帰り手術としている医療機関も多く、入院したとしても1日など、ごく短い期間となります。
また、大腸の粘膜に及ぶようなステージ1から3ではリンパ節に転移している可能性があるため、開腹してがんとともにリンパ節を切除することがあります。
さらに進行したステージ4では、可能な限りがんを取り除き、抗がん剤投与を並行して行うことが多くなります。
開腹手術が行われる場合は入院が必要となり、10日ほどの入院期間となることが多いようです。