犬の嗅覚は人の10万倍以上あると考えられていて、人では識別することができないより細かなにおいを嗅ぎ分けることができます。
その能力は様々な分野で活用されていますが、そのひとつとして検討されているのががん探知犬です。
人ががんになると血中に特有の物質が流れるという仕組みを用いて、その物質が含まれる尿や呼気などから判断するというものです。
どのようににおいを嗅ぎ分けるかというと、がんではない正常な人のサンプルとの比較です。
複数の候補の中からがんである人のサンプルを見つけることができれば成功で、実際に高い確率で嗅ぎ分けられたという実験結果があります。
未だ広く実用できるほどではありませんが、将来的にがん探知犬が活躍する可能性は十分にあります。